3月19日
お手軽植物で一鉢から始めよう2
サボテン
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ミニサボテンなら場所も取らない |
また日常の管理は楽なサボテンですが、花を咲かせたり、繁殖や接ぎ木には品種によってコツがあり、なかなか奥の深い植物です。
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カランコエや花月(金のなる木)も多肉の仲間 |
多肉植物
こちらもサボテン同様に、乾燥に強い植物です。あのプクプクとした植物体に水分を蓄えているので、水やりは鉢土がすっかり乾いてから、あるいはプクプクの葉に皺が寄ってきたのを目安にたっぷりと与えればOKです。たくさんの品種があり姿形も様々で、多肉植物だけでバリエーション豊かな寄せ植えを作ることができます。切り取った葉を土の上に転がしておくだけで発根する、そんな生命力の強さにも驚かされるでしょう。
* 関連リンク *
【キュート! 多肉の寄せ植えとタブロー】
【スイーツだけじゃない!バレンタインギフト】
【こんなものが?変身!多肉のハンギング】
【サボテン・多肉植物】
エアープランツ
ガイド記事【クリーンに楽しむ、インドアグリーン】でもご紹介した通り、エアープランツは土に根を張らずに空気中の水分を葉や茎から吸収して育つ植物です。普段は霧吹きで水分を与える程度ですし、鉢いらずなのも魅力的ではないでしょうか。
観葉植物
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ポトスは丈夫で育てやすい優等生! |
そんな観葉植物の中でも特にビギナーにお勧めのものというと、ポトスが挙げられるでしょう。ポトスは耐陰性に優れ、また乾燥にも強く、インドアガーデニングにピッタリの植物なのです。切った枝を水の入った花瓶に差しておくだけで発根するので、殖やすのも簡単。飾り方もインテリアに合わせてヘゴ仕立てにしたり、鉢からこんもりと枝を垂らしても良いですね。また前述のように容易に発根するので、仕立て直しも簡単と、ビギナーにとって嬉しい植物なのです。
そしてもう一つ、ヘデラ(アイビー)もビギナー向けの植物としてオススメです。ヘデラは耐陰性だけでなく耐寒性にも優れているので、戸外でも冬越し可能なのですが、様々な斑入りの葉が楽しめるためインドアグリーンとしても人気があります。こちらもポトスと同様、容易に発根しますから、株を殖やしておいて後で寄せ植えやハンギングに使うという手もあります。様々な葉形に葉色、斑の入り方もいろいろあるので、コレクションしてみるのも面白いですね。
* 関連リンク *
【観葉植物】
株の選び方
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ヒョロヒョロした株よりも、ズングリがっしりがポイント |
そのポイントは……
【虫がついていないこと】
害虫の卵など、葉裏に隠れていることもあるので要チェック!また観葉植物では、カイガラムシに要注意。
【病気になっていないこと】
葉が黒ずんで萎れていたり、同じ品種の他の株には見られない斑点がついているのは病気の可能性大。
【ヒョロヒョロよりもズングリがっしりを】
葉と葉の間、節間がヒョロヒョロと間延びしている状態を徒長といいます。これは、日照など生育条件が良くなかった証拠。節間が詰まって茎の太い、ズングリがっしり型の株を選びましょう。
【ちゃんと根が張っていること】
株元の茎をさわってみてクラクラするのは、根がちゃんと張っていない状態です。
また鉢底から根がはみ出しているものは、根が回っていて根詰まりを起こしている可能性があります。
【葉色の良いものを】
葉色が良いということは、良く日に当たり、栄養状態も良いということです。
同じ品種の株が複数並んでいる場合は、その中から上記の条件を満たし、なおかつできるだけ葉色の鮮やかなものを選びましょう。
今回はビギナーのはじめの一鉢に向く植物についてご紹介しましたが、植物は生き物ですから育てるうえでもそれぞれ相性みたいなものがあって、栽培方法は大差ないのに上手くいくものと何度やっても失敗するものがあったりします。こういうことは付き合ってみなくてはわからないことですから、最初からあれこれ考えて「難しそう」と尻込みすることなく、どんどんチャレンジしてみてください。
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3月20日
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はじめよう!お気楽ガーデニング
枯らしちゃダメ?
ガーデニングに興味はあるけど、枯らしちゃったらかわいそう……、失敗したらどうしよう……そんな思いでイマイチ踏み切れずにいる方、いませんか?ここで声を大にして言いたいのですが、「絶対に枯れない植物」というのはありません。ですから、植物が枯れることをむやみに畏れてはいけません。確かに植物の育て方はそれぞれ難易度が違いますから、大事に育てたつもりでも枯れて(枯らして)しまうことはあります。(かくいう私も、いったい幾つの植物たちを昇天させてしまったことか……。)でもそれって逆に捉えると、「育てやすい植物を選べば、失敗は少ない」ということですよね。
さあ、そうとわかったら、迷いや気負いは捨ててガーデニングの世界へ飛び込んでみましょう!
※記事中にわからない用語が出てきたときは【ガーデニング用語辞典】へどうぞ
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あなたのお宅に向いているのは、インドアガーデニング?それとも一から手作りの庭? |
自分にあったガーデニングは?
まずはあなたの生活環境にあったガーデニングスタイルをチェックする記事、【暮らしに合ったガーデニングスタイルは?】をご覧になってみて下さい。ここではスペース(住環境)と時間的制約に重点をおいて、庭を自分で造る、業者に依頼する、ベランダで楽しむ、インドアで楽しむとスタイル分けをしています。チャートの結果とあなたの望むガーデニングスタイルが必ずしも一致するとは限りませんが、ガーデニングをはじめる際の目安にはなると思います。
チェックした結果は、いかがでしたか?どの程度のスペースでガーデニングができるか、どのくらいの時間をガーデニングに費やすことができるか大体掴めたなら、次のステップに進んでみましょう。
はじめてのガーデニング、何を揃えたらいい?
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良く使う道具は、ひとまとめにしておくと便利 |
はじめてのガーデニングは最低限シャベルとハサミ、植物を植える鉢と土、それにグローブくらいあれば始められます。その他の道具は、作業効率や使い勝手などを考えて、少しずつ揃えて行くと良いでしょう。
また、興味を持ったことについて情報を集めたくなるのも人の常。私も本格的にガーデニングをはじめた当初は、ガーデニング雑誌やHow to本などを買い漁ったものです。いまはこのようにインターネットで必要な情報を得ることができるようになり、本当に便利になりました。
それでも、常に手元においてページを繰ることができる「本」の良さも捨てがたいもの。私のように手当たり次第に買う必要はありませんが、自分が必要とする情報がわかりやすく解説されたものを厳選して、何冊か購入してみてはいかがでしょう。【ガイドおすすめ書籍】でもガーデニングの本をご紹介していますので、参考にどうぞ。
なお、本やネットで得る様々なガーデニング情報の中で「アレ?これって何のこと?」と疑問に思うような専門用語については、【ガーデニング用語辞典】で解説していますので、ぜひご利用ください。
世の中には「私って形から入るのよね」という方がいるように、こういったお道具を一気にド~ンと揃えてしまうのも一つの手ではありますが、初めからパワー全開ではなかなか長続きしないもの。気楽に、気長に、ゆる~くいきましょう!
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はじめよう!お気楽ガーデニング2
花よりも土にお金をかけよ!
最低限のお道具はあるし、やる気も満々!手始めに何を植えようかなぁ?可愛いお花も欲しいし、グリーンのきれいな葉っぱも楽しみたいし、良い香りのするハーブなんかも良さそう……。そうそう、私もガーデニングを始めた頃は目についた植物はアレもコレも欲しかったものです。でも、ちょっと待って!せっかく買った植物は、できるだけ枯らさずに長く楽しみたいですよね。そのために、まずは土について少しお勉強しておきましょう。
一口に「※1.土」といっても、粘り気のある粘土質の土からパサパサの砂質の土まで、その形態と性質は様々です。そして植物を育てる上では、排水性、保水性、通気性、保肥性が良く、根が張りやすい「※2.団粒構造の土」であることが求められます。
※1.土の種類については、【マイブレンドの土を作る】で解説していますので、ご参照ください。
※2.団粒構造については、【もうワンランクアップ!達人への近道は?】の「土について」で解説していますので、そちらをご参照ください。
そこで、講習会などでいつも口にするポイントなのですが、「高い花苗を買うよりも土にお金をかけましょう」ということです。つまり一鉢千円もするような珍しい花苗を手に入れたとしても、その後に植え付ける土の状態が悪ければ枯らしてしまうのは目に見えています。逆にたとえ一つ98円のポット苗でも、その後に植え付ける土が良ければ、植物は充分に根を張ることができ、葉を繁茂させ、たくさんの花を咲かせてくれるでしょう。
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植物栽培は、土が大事 |
というのも、植物を育てる環境というのは千差万別で、日照時間や風当たり、また管理する人の水やりのクセなどにより、同じ培養土を使っても結果がすべて同じとは限らないからなのです。(私自身がナーセリーでブレンドした土を使っていたり、たまに市販の培養土を買ってもそのまま使うことがほとんど無かったというのも、明確にお答えできない理由の一つです。今年は少し意識して、メーカーの土も使いくらべてみようかと思っています。)
さて、市販の培養土の話に戻りますが、必ずしも「値段が高い=品質が良い」とは言えないかもしれませんが、それでも特に鉢物やハンギングなどに使う土は、「14リットル一袋198円!」など廉価で売られている培養土よりも一袋500円位からのものをおすすめしたいですね。廉価品は、花壇など大きなスペースで使うなら問題ないでしょう。
この他、ガイドサイトINDEX【土と肥料の基礎知識】にも、いろいろと役立つ情報がありますので、ご参照ください。
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3月21日
基本なのに難しい 水遣りを制する!
1.水遣りの役割とは?
水遣り(潅水)には、次のような役割があります。
・植物に水を吸収させる
・水と共に、根が呼吸するのに必要な酸素を供給する
・葉に付着した埃などを落とす
・高温期には、葉や土の温度を下げる
2.水遣りはいつする?
時間帯でいえば、「水遣りは朝のうちに」が基本ですが、季節により時間帯や回数を変える必要があります。
【夏の水遣り】
暑い夏の盛り、特に鉢植えなどは、朝にたっぷり与えても夕方までにはすっかり鉢土が乾いてしまうことがあります。
そんな時は我慢させたりせず、夕方にも水遣りを。
また、熱くなった地温を下げる効果がある「打ち水」も、夕方に行いましょう。
暑い日中では、根が煮えてしまいます。
【冬の水遣り】
冬期の水遣りは、気温が上がり始める朝~午前中に済ませましょう。
夕方に与えると、日が翳ったとたんに水気を含んだ鉢土の温度が冷え、最悪の場合は植物が凍死してしまうこともあります。
3.どのように与える?
鉢植えの場合、「鉢土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと」が基本です。
ただしここで注意したい点は、ゆっくり潅水することです。ジョーロなどで頭から勢い良く水をかけると、水は鉢土の表面から鉢の内側表面を伝ってすぐに流れ落ちてしまい、肝心の鉢中心部には行き渡りません。
※左図参照
また、長い間水遣りを繰り返すことにより、鉢土表面が固くなり(クラスト)さらに水がしみこみにくくなります。
鉢植えは特にその点に注意して、細口の水差しなどで株元からゆっくり優しく潅水します。
また、折をみて月に2回くらい、葉の埃を洗い流すような潅水もしてあげましょう。
庭の場合は鉢植えのように毎日水やりする必要はありませんが、気がついたらしばらく雨が降っていないとか、土の表面にヒビが出た、土を掘ってみてもパサパサ…というのは明らかに水分が足りません。
しかしジョーロでさっと水をまいただけでは、濡れるのは土の表面だけで土中には行き渡らず、すぐに乾いてしまいます。散水ホースなどを上手に使って、鉢植え同様じっくりたっぷりと水やりしましょう。
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3月22日
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3月23日
鉢選びのコツ
★素材別の特徴★
鉢は素材により、どのような違いがあるのでしょう?一般的にみられる鉢素材で確認してみましょう。
プラスチック
・軽くて扱いやすい
・比較的安価である
・色や形が豊富である
・鉢自体には吸水性・通気性がない
・長期使用により自然劣化
素焼き・テラコッタ
・大きさにもよるが、鉢自体重い
・自然素材である
・鉢自体吸水性・通気性がある
・衝撃や霜で割れる
【豆知識】霜で鉢が割れるのは、鉢が吸い込んだ水分が凍って膨張するためです。寒冷地では、降霜前に鉢を洗ってよく乾かして保管しておくのがGOOD!
木製
・自然素材である
・鉢自体吸水性・通気性がある
・防腐処理なしでは劣化が早い
【豆知識】「防腐処理加工済」と表示されているものも、長持ちさせるにはお手入れが必要。定期的に防腐剤を塗ったり、植え付けの際にビニールを敷いたりの一手間でグンと長持ちします。
※木製鉢の植付け実例は、コチラ!
ポリカーボネイト
・プラスチック製より強度がある
・鉢自体には吸水性・通気性がない
・プラスチックに比べ、やや値段が高い
陶器
・色や形が豊富である
・自然素材である
・鉢自体吸水性・通気性がある
・衝撃で割れる
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基本なのに難しい 水遣りを制する2
どしゃぶりの雨の中、庭に水をまく人はいないと思いますが、融通が効かないことの良い反面教師だと思います。
水遣りはただ毎朝何となく、それこそクセで・単なる日課でというのではなく、土の乾き具合や植物の様子を観察してから与えたいものです。
病害虫の早期発見にもつながりますので、毎日のチェックを心がけたいですね。
庭の場合は前述のように頻繁に水遣りが必要なわけではありませんが、一口に「庭」といっても場所によって日照が違うので、当然土の乾き具合・湿り具合も違ってきます。
また、植えられている植物が乾燥を好むものか、他のものより水分を必要とするものかによっても水やりの加減が違ってきます。(もちろん、適地に植えることは大前提ですが…)
水を欲しがっている植物に、必要なだけ水やりできるようになれば、ガーデナーとして一人前と言えるのかもしれません。恵みの雨が降ったから…と、土のチェックを怠るなかれ!
「雨」といっても、霧雨やサッとした通り雨程度では地面はすぐに乾いてしまいます。
特に戸外の鉢物は、「外は雨だから」と安心しないことです。
庭には充分降ったように見えても、鉢物は軒先でちっとも雨がかかっていなかった…ということもあります。
やはり自分の目と手で、土の乾き具合をしっかりチェックしましょう。
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3月24日
鉢選びのコツ2
鉢を選ぶポイントは、色や形、素材感の好みだけではありません。
もう一つ、「自分がどのような管理をするか」も関わってきます。
素材別の特徴をみてわかるとおり、鉢にはそれ自体に吸水性・通気性のあるものと、そうでないものがあります。
吸水性・通気性のある、いわば呼吸する鉢は植物の成長にとって、良いように思われます。しかし、呼吸するということは、「鉢の外の影響を受けやすい」ということも意味します。
空気が乾けば、鉢の中もそれに応じて乾きます。
それに応じて水遣りを加減できればよいのですが、あなたは「コマメに水遣り派」でしょうか?それとも「うっかり忘れちゃう派」?
もしも、「うっかり派」なら、鉢内が乾きにくいプラスチックの方が安心かもしれません。
反対に水遣り大好きな方がプラ鉢を使用すると、根腐れを起こしがちになります。
よく植物を枯らしてしまう…そんな方は、鉢の素材も見直してみましょう。
★たくさんの鉢をまとめる手法★
その一、素材感やカラーを統一する
いつまでも植物を買ったときに入っていた薄いプラ鉢のまま…という方はいないと思いますが、色や形がどれもこれも違う鉢が並んでいる…というお宅は結構多いのでは?
主役ではない鉢が、それぞれの色や形を主張していたのでは、雑然と見えてしまいます。せめて色のトーンを統一するだけでも、ぐっと植物が引き立ってきます。
できれば素焼きなら素焼きで統一し、やむを得ずプラ鉢を使用するときも素焼き調のものを選ぶのです。
庭全体を、そのようにする必要はありません。コーナーごとに、並んでいる鉢がけんかしないようにしてやれば良いのです。
その二、一点豪華主義
その一、を踏まえたうえで…、あえて「ここぞ!」という所に、デコラティブ(装飾的)な大鉢を据えてみましょう。
このときは、庭にある他の鉢とは違ったものを入れてみます。
例えば他を素焼きで統一しているなら、ホワイトのヨーロピアンスタイルの大鉢をドン!と一鉢。あるいは、木製樽をドン!と置いてみます。
これだけで、その大鉢は立派な庭のフォーカルポイントになります。
フォーカルポイント=視線がそこに集中するということ。
つまり、他の雑多なものから視線をそらす効果も生まれるのです。
これは、試してみる価値ありですよ!

同じ植物でも、鉢一つで違って見えるものです。自分にあった鉢を選んで、ガーデニングをエンジョイしましょう!
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