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Channel: 気ままな気まぐれな日記!
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植物栽培の基本、種まきに挑戦2

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花の種をまいてみよう!

花
夢は自家製の花苗で花壇を埋め尽くすこと?!
発芽の喜びを実感したら、次はこれからの庭を彩ってくれる春蒔きの花の種をまいてみましょう! 種はできるだけ発芽率が良くて、栽培が容易なものがいいですね。例えばノースポール(クリサンセマム・パルドサム)、ムルチコレ、スィートアリッサム、ジニア、花壇にも寄せ植えにも使えるシロタエギクなども良いでしょう。
種や種まき用土は新しい物を準備し、育苗トレイも清潔なものを使いましょう。大概の市販の種は袋の裏面に種まきの方法が記載されているはずですから、それに準じて種をまきます。
※一般的な種のまき方については【手塩にかける喜び 種から育てる花へ】で紹介していますので、参考にどうぞ。

ワールドタイムウェザークロック
ガーデナーは天気と温度に敏感。
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と、ここまで読んで「よぉし、さっそく花の種を買ってきて種まきしよう!」と意気込んでいる方、水を差すようですがちょっと待ってくださいね。植物には、それぞれ発芽適温というものがあるのです。この発芽適温に満たないところで種まきをしたい場合は、温室やサンルーム、または室内で育苗トレイを管理して適温を保つことになります。ただし、こういった状況での栽培は、それなりに経験をつむ必要があるのです。
前項のスプラウトは「思い立ったが吉日!」でしたが、春まきの草花は焦って早々に種をまいてしまうより、気温が充分に上がって気候が安定する4月中旬(寒冷地ではゴールデンウィーク明け)くらいからを目安にして種まきをすると失敗が少ないですよ。
※発芽適温は植物によって異なります。まき時も地域によって異なりますので、詳しくは種袋に記載されている「まき時の目安」をご覧ください。

間引き~移植、定植のコツ

密生した芽
順調に発芽したはいいものの、ビッシリと混みあった芽
さて種まき適期となって種をまいた後は、植物にもよりますが早いものでは数日、多くの場合は一週間~10日くらいで芽が出てくるでしょう。
種は注意してまいたつもりでも、一箇所にたくさんの芽が出てきたりするものです。特に「ばらまき」の場合に、この傾向が多く見られます。このように密生してしまった芽は、良い苗を育てるために間引きをしてあげましょう。
【間引きのコツ】
密生している部分の、ヒョロヒョロとした、か細い芽を間引きます。ピンセット等を使って間引きますが、ムリに引き抜こうとすると残したい芽も一緒に抜けてしまうことがあるので、スッと抜けない時は根元でカットします。間引きは一度だけでなく、生長に伴って二度三度繰り返して、最終的に鉢上げできる苗に仕上げます。

セルトレイの芽
間引きが大変? なら、セルトレイに1~2粒ずつ種まきするという手も
【移植、定植のコツ】
間引きを繰り返して本葉が3~5枚程度まで育てたら、ポリポットなどに鉢上げして一本立ちさせます。鉢上げ後2~3日は、日陰~半日陰に置いて養生させます。この後は、日当たりの良い場所に移して管理します。肥料は移植後一週間くらい経ってから、1000倍に薄めた液肥などを与えます。

数回の移植をして、しっかりとした苗に育ったら、いよいよ定植です。花壇、あるいはプランターなど、植え場所は決まりましたか? 花壇の場合は、定植の一週間くらい前には土を耕して、必要に応じて酸度調整をしておきます。元肥は、「マグァンプK」なら植え込みの際に混ぜ込んでも肥料焼けを起こさないので、手軽に扱えます。(有機質肥料を加える場合は、植え付けの1~2週間前にすきこんでおきましょう)
※肥料については【三大要素 N-P-Kって、なぁに?】で詳しく解説していますので、参考にどうぞ
植え付けを済ませたら、株元にしっかりと水やりをして完了です。根が活着するまでは水やりをしますが、花壇植えならその後は特に乾燥した日以外は水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、「土が乾いたのを確認して、たっぷりと水やり」です。
この「移植、定植のコツ」は、市販の花苗を買ってきた場合にも応用できますので、覚えておきましょう。

【どうして移植をするの?】
ここまで種まきから間引き、移植、定植と、そのコツについてお話してきましたが、どうしてこのように何度も植え替える必要があるのか、疑問に思う方もいることでしょう。
もちろん、意味なく植え替えているわけではありません。これは移植をすることで「ひげ根」を出させて、がっしりとした苗に育てるためなのです。
ただし「ごぼう根」と呼ばれる直根の植物(ネモフィラ、ハナビシソウなど)は、根が傷むと枯れてしまうので、できるだけ直まきにして移植は避けるようにします。どうしても移植が必要な時は、根を傷めないように大きめに掘り上げてそっと移植します。




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