花壇の種類と設置場所
今回は、春の草花を使って花壇や寄せ植え作りに挑戦してみましょう!まずは、花壇について軽~くお勉強です。ガイド記事【花壇を作ろう!】では、主な花壇の種類についてと、花壇の設置に適した場所と縁取り資材、下準備と植栽計画、そしてカラースキームについて解説していますので、ご参照ください。まず検討したいのは、花壇の設置場所(寄せ植えの場合は置き場所)と縁取り資材についてです。それぞれ住宅事情は違いますし、庭に花壇を作るスペースが無いという方もいらっしゃるでしょう。それでも、この時期の弾むような華やかさを持った草花を生活に取り入れないというのはもったいないことです。アパートやマンション住まいの方でも、ミニサイズの花壇や寄せ植えなどで戸外のガーデニングを楽しみましょう。
![]() |
玄関脇なら目につきやすい |
どこに作る?
では、あらためてどこに花壇を作るか(or寄せ植えを置くか)検討してみましょう。ビギナーにイチオシの場所は、玄関脇のスペースやリビングから良く見える位置。とにかく、目につきやすい場所に設置するのがポイントです。目につきやすいということは、必然的に植えられた草花の様子(水は切れていないか、虫がついていないかなど)を見ることができるからです。特に玄関は「我が家の顔」といえる場所ですから、そこを季節の草花で彩ることができるって素敵じゃありません?スペースが無いと嘆くなかれ、植える植物にもよりますが、30センチ四方もあればコニファー1株に花を2株、葉物を2~3株程度は植えられるでしょう。玄関先を彩るには、この程度でも充分効果があります。
アパートやマンションにお住まいで、玄関を開けてすぐの通路が共有スペースになっていてプランターを置くのも困難だという場合や、玄関が北に面しているうえに大きな庇があって日が差さない……といった場合は、ベランダでリビングから良く見える位置を検討してみましょう。
![]() |
普通の寄せ植えもレンガで囲んで花壇風に |
何を使って作る?
ここでいう「何を」は、花壇の場合は植栽スペースを仕切る縁取り資材、寄せ植えの場合は植え付ける鉢のことになります。縁取り資材は一般的にレンガやブロック、枕木や丸太、木製の連杭、また強化プラスチックやポリプロピレン製の土留めなどが市販されています。この際、防腐処理された木材などを使ってDIYするのも良いでしょう。
市販品を利用する場合、花壇を設置する場所が土の地面であれば、土に差し込んで固定する土留めや連杭を使うことができます。一方アパートやマンションで設置場所がコンクリートやブロックで覆われている場合は、こういった差し込み式の資材は使えません。またレンガやブロックを使う場合でも、大家さんや管理組合などから特別に許可が無い限り、これらをモルタルなどで固定することはできません。
じゃあ、やっぱり花壇はムリ?と、あきらめるのは早計ですよ。市販のプランターを利用して、周囲を連杭で囲んだりレンガを置いたりしてレイズドベッドの花壇風に仕上げる事もできます。ホームセンターや100円ショップにはガーデニングに活かせる資材がいろいろありますから、これらをうまく利用しましょう。