種のまき方には、大きく分けて「直まき」と「床まき」の二つの方法があります。「直まき」は、その植物を植えたい場所に直接種をまくやり方で、直根性の植物など移植を嫌うものに用いられる手法です。一般的には苗床やポットに種をまいて育苗し、最終的に植えたい場所に移植(定植)するというやり方になるので、ここではその方法についてご紹介します。
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三種類の種のまき方 |
ビオラやアリッサム、キンギョソウなど粒が小さくて一粒ずつ点まきするのが難しい場合は、すじまきかばらまきにします。 細かい種をまくときは、種に増量剤として砂を混ぜて古ハガキを半分に折ったものの上に乗せ、トントンと手首を叩きながらまき床全体にばらまきます。あるいは増量剤の砂を混ぜた種を、コショウなど調味料瓶に詰めて振り掛ける、という手もあります。(いずれも後で固まったところを見つけたら、ピンセットなどで少し広げておくと、次の間引きの作業が楽になります。)
種の覆土は、その種が好光性であればごく薄く、嫌光性であれば厚めにかけます。カンパニュラ、キンギョソウ、ベゴニア、ペチュニアなどは好光性、二ゲラ、ハナビシソウ、ジニアなどは嫌光性です。
種まき後の水やりは、嫌光性のものは発芽まで湿らせた新聞紙で覆い、その上から霧吹きなどで水やりできます。好光性のものは、腰水(水を張った容器に育苗箱をつけ、下から吸水させる)につけます。腰水は嫌光性のものにも使えます。ただし、どちらの場合も浸けっぱなしにしておくと過湿になってしまうので、土が十分吸水できたところを見計らって、引き上げておきましょう。
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